子ども食堂の事例からSDGsを考える 菰野町の八風中 グループでアイデア出し合う

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【子ども食堂について話す山田さん=菰野町田光】

 菰野町立八風中学校(同町田光)の2年生は10月18日、四日市市で子ども食堂を運営に携わる山田知美さんを講師に、総合学習の一環として、SDGsについての話を聞き、グループに分かれ話し合いをした。

 14のグループに分かれ体育館に集まった生徒。山田さんは、スクリーンを使用しながら、自身の体験や現在している取り組みなどについて話を進めた。四日市で子ども食堂をする中で、どのようなことを感じてきたかや「子ども食堂」とは何かなどを説明。生徒は配られた用紙にメモをするなど熱心に聞き入っていた。

 子ども食堂はSDGsの持続可能な開発目標の17のうち、どれに当たるかについて問われると、自身の考えを答えた生徒も。約10分間、グループごとに「どんな子ども食堂がいいか考えましょう」と山田さんからすすめられると、聞いた話を参考にしながら、自分たちのアイデアを出し合い、まとめていった。

 最後にそれぞれのグループの代表が、どのような意見が出たかを発表。「日替わりで和菓子を出す」「交流の場にする」「家庭菜園をつくる」など様々なアイデアがあり、発表する度に拍手が沸き起こっていた。
 
 山田さんは「今日考えたことを糧にSDGsの勉強に取り組んでほしい」と生徒らに声をかけ、授業は終了。最後に生徒らは、元気よく「ありがとうございました」と皆で声をそろえ、あいさつをしていた。

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