レスリングの藤波朱理さんが一日警察署長、特殊詐欺撲滅や自転車のヘルメット着用のトークショーに出演

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【1日警察署長の委嘱状を手にする藤波朱理さん(右)=四日市北警察署】

 世界選手権で優勝してパリ五輪への出場を決め、アジア大会でも優勝し、自身の連勝記録を130にまで伸ばしているレスリングの藤波朱理さん(19)が10月22日、四日市北警察署の一日署長を務めた。藤波さんは、イオンモール四日市北で特殊詐欺撲滅や自転車のヘルメット着用を促すトークショーに出演。やや緊張もあった様子だが、100人を超す聴衆を前に大役を果たした。

 藤波さんは四日市北署で景井憲一署長から委嘱状を受けた。初めて着た警察の制服について報道陣から感想を聞かれると、「いっぱい写真を撮って、友達に自慢したいです」と笑顔を見せた。

 トークショーは、イオンモール四日市北の南側出入り口付近で行われ、藤波さんが登場すると大きな拍手が贈られた。進行役の署員から「練習が休みの時はどのように過ごしますか」と聞かれ、「おいしいものを食べたり、温泉が好きなので行ったりしています」と答えた。

 「特殊詐欺に遭わないよう、電話が鳴ったらどうしますか」と聞かれて「電話に出ません」と答え、「それだと大事な人の電話にも出られませんね」など、楽しいやりとりも見せた。

特殊詐欺や自転車ヘルメットなどを話題にトークショーを務める藤波朱理さん(左)

 自転車に乗る人のヘルメットの着用率が、県内では全国平均より高いものの26.5%で、4人に1人くらいの状況と説明されると、藤波さんは「見た目も大事なので、かわいかったり、かっこよかったりするといいと思います」と答えた。トークショーの最後には観客に向かってしっかりとした敬礼を見せた。

 四日市北署によると、地元出身のヒロインとして協力を求めたところ、快く応じてもらえたという。藤波さんはソウル五輪の代表候補だった父や兄の影響もあって4歳からレスリングを始めた。吉田沙保里さんの連勝記録を塗り替えるなど力を伸ばしており、五輪の舞台での金メダル獲得の夢を追っている。