大規模地震発生後の火災を想定 イオンタウン四日市泊で消防訓練 従業員ら適切で迅速な動き

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 四日市市消防本部は11月16日、秋の全国火災予防運動に関連し、四日市市泊小柳町の「イオンタウン四日市泊」で、店舗営業中に大規模な地震の強い揺れに続き、テナントから火災が発生したことを想定し、避難や救助の流れを訓練するため、従業員ら約100人が参加し消防訓練を実施した。

 訓練は、揺れの後に、店舗1階の「鎌倉パスタ」から出火し延焼したという状況で、店舗関係者による消火活動にも関わらず延焼したことを想定。1階と2階には、店舗スタッフや利用客がいる中で、逃げ遅れたり、救護が必要な人に対する行動の訓練もされた。

 店内から、駐車場へ避難し、それぞれが人数の確認や、駆け付けた救急隊のもとへ救護が必要な人を運ぶなどの役割もあり、消防隊員の指示を受けながら、適切な行動を心掛けた参加者ら。四日市市消防本部による屋上へのドローンによる捜索や、救急隊による応急救護所の管理などもあり、連携して行われた。

応急救護所の訓練

 訓練は建物への一斉放水で終了。四日市市南消防署の小住秀樹署長は訓練後の講評で、「皆様の動きは適切で迅速でした。日頃の訓練をしっかりしているからこそ、今後も訓練を継続していただき、いざというときに適切かつ迅速な動きをしてほしい」と参加者へ向け話していた。

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