適切な止血などで命を救う、四日市市の船越将吾さんに四日市北署から感謝状

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【感謝状を受けた船越将吾さん(右)と景井憲一署長=四日市北署】

 事件現場に偶然通りがかり、刃物でけがをした人に止血を施すなど人命救助に尽力したとして、三重県警四日市北署は11月30日、四日市市松寺3丁目、ふなこし接骨院院長で柔道整復師の船越将吾さん(37)に感謝状を贈った。仕事柄、柔道や空手の試合などで出血する場面には立ち会ってきたものの、とっさの場面の冷静な対処に、景井憲一署長も感謝していた。

 川越町で11月17日、殺人未遂事件が起きた時、船越さんは昼休みのジョギングで現場を通りがかった。頭から血を流し、男性がうずくまっているのに気づき、大きな傷が頭にあることを確認した。目に入った近くの交番に飛び込んで救急車を呼んでもらい、近くにいた人に頼んでタオルをもらって、傷口をおさえ、救急車を待った。「その時は夢中でしたが、話しかけると返事はできる状態なので、目に入りそうになる血をふいてあげるなどしていました」と船越さんは当時の様子を話した。

 感謝状の贈呈式のあと、景井署長は「血まみれで倒れている人を冷静に止血することは、なかなかできないこと。人の関わりが薄れている現代で、献身的な方なのだろうなと思いました。出血が多ければ命を落とすことも考えられ、感謝しています」と話していた。