想像することの楽しさ 絵のアイデアたくさん 四日市在住 アンドリュー・マーフィーさん

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【辰年にちなんで「龍」のイラストのリクエストに応えて作成した作品を手にするアンドリューさん=四日市市鵜の森】

 エコー英会話スクール(四日市市鵜の森)の講師、愛称「アンディー」のアンドリュー・マーフィーさん(47)は、幼いころから絵を描くのが好き。サインペンやタブレット端末でアプリを使って描く絵は知人からリクエストを受けるほどの腕前だ。

 カナダ出身で、来日15年目。英会話講師として同スクールで働くようになり、日本そして四日市での生活が気に入り、「もう1年いたいと思ったら、もう1年、とどんどん伸びて」と笑う。

 絵の腕前を生かし、レッスンで使うピクチャーカードもオリジナル。文法の説明などを分かりやすくするため、絵で表現する。子どもとやりとりするときに、宿題の評価欄に要望のあったイラストを描くことでコミュニケーションの充実を図る。

 絵のアイデアはたくさんあるそうで、子どものころに、母親と「What if?」(もし…だったら?)という遊びをしていて、常に想像することの楽しさを大切にする。
 
今年の干支 「辰」も作成

 手描きの際はサインペンやペン先が0・1ミリのものなどを駆使して作品を作る。色鮮やかで力強い動きを感じるものや、見れば思わず笑顔になる滑稽なものなど、1枚1枚にアンドリューさんの個性があふれる。忍者や鬼など、日本のものを題材にすることも。タブレット端末でイラスト制作用のアプリを使って、作品作りをすることも多いそうだ。

 作品は教室に飾ってあるものも。アンドリューさんが絵が好きなことを知り、教室に絵を持ってくる生徒もいて、「とても上手。自分が子どものころと比べるとすごい」と感心する。

 文章を書くのも好きで、イラストを描きながら、SFストーリーのような大作にも取り組み中。2024年の干支「辰」のイラストにも周囲の要望に応え仕上げた。

 出身地のセントジョンは工業地帯、どこか似ている四日市が大好き。市内で絵に描いてみたいスポットは海蔵川の満開の桜並木で、「とてもきれい。きっと美しく描けます」と目を輝かせた。

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