「チームの力になりたい」、全国都道府県対抗駅伝に出場する四日市の中学生2人が決意語る

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【三重県代表としての意気込みを伝えた坂本未來さん(右から2人目)と加田蒼さん(左から2人目)ら=四日市市役所】

 全国都道府県対抗駅伝に三重県代表として四日市市から出場する坂本未來さん(14)と加田蒼さん(13)が1月11日、森智広市長を表敬訪問し、大会への意気込みなどを語った。二人とも陸上で活躍した家族の中で育ち、若くから力を発揮。試合では県代表チームの力になりたいと闘志を燃やしている。

 坂本さんは山手中学2年で、1月14日に京都市で開催される「皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」に出場する。母の喜子さんは坂本さんが所属する四日市ウェルネスクラブの指導者で、表敬訪問に同行。練習で一緒に走ってもいる父の温さんは四日市市の監督、兄の滉斗さんも選手という陸上一家だ。

 加田さんは楠中学2年で、21日に広島市で開催される「天皇盃第29回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」に出場する。同行した父の将士さんは中学時代から中・長距離で活躍し、箱根駅伝、全日本実業団駅伝にも出場している。

 「長距離のどこが好き?」と森市長が尋ねると、坂本さんは「厳しい練習を乗り越えて結果が出るとうれしい」。大会へのメッセージに「チームのために、1秒でも速くタスキを渡せるよう、全力で走ります」と書いている。

 加田さんは、中学生としては長い3キロのコースを走る可能性があるといい、「自分の走りができるよう頑張ります」。メッセージには「チームを勢いづける走りをします」と書いている。2人は第17回美し国三重市町対抗駅伝にも四日市市代表として出場する予定で、森市長は「大会が多いけど、コンディションを整えながら頑張ってください」と言葉をかけていた。