家業の「かぶせ茶」をアクセサリーに 清水瑠心さん(17)

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【かぶせ茶カフェで販売中のアクセサリーを手にする清水さん=四日市市水沢町】

 茶葉を使ったアクセサリーを手作りする清水瑠心(るん)さん(県立四日市商業高校2年)、両親が営むマルシゲ清水製茶(四日市市水沢町)の自社店舗「かぶせ茶カフェ」などで販売している。急須で茶をいれる若い世代が減る中、かぶせ茶の魅力を知ってもらおうと、SNSでの情報発信や自分で販路を見つけるなど奮闘中だ。

 小学生のころ、アクセサリーを作るのが好きで、子ども向けのおもちゃのようなアクセサリーをかぶせ茶カフェで販売し始めた。両親が出店するマルシェに一緒に行き、他の出店者のブースに、大人向けの手作りアクセサリーが売られているのを見て、UVレジンアクセサリーも作り始めた。当時はまだ中学生で凝ったものが作れず、個性を出そうと、茶葉を入れ始めた。

 店に置くと、自分が飲んだ茶と同じ葉が入っていると知った人が興味を持ってくれた。「アクセサリーなら、若い世代もかぶせ茶を知る機会になる」とピアスやヘアピンなど小遣いで買える400円から800円で販売。両親も協力し、四日市市茶業振興センター(水沢町)や、近所のいちご農家のハウスでも販売してもらえるように。かぶせ茶カフェで年間100個、委託販売で50個ほど売れるようになった。また、自分でもワッフルバーの店に交渉し委託販売を始めた。インスタグラムでアカウント(Cha.runrun)を開設し、問い合わせも来るようになった。2月には同センターでアクセサリー作りのワークショップも開く。

 高校卒業後は就職予定だが、アクセサリー販売は続ける。将来は店を継ぎ、かぶせ茶の魅力を伝えたいそうで「飲む以外にもお茶の楽しみ方があることを知ってもらいたい」と笑顔で語った。