全国的な暖かさに梅の開花も進む、四日市市や近郊の寺社や公園に花見の人たち

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【青空にピンクが映える菅原神社の梅の花=鈴鹿市国分町】

 全国的に暖かくなった2月14日、三重県四日市市や近郊の公園、寺社では梅の開花が進み、花見を楽しむ人が多く見られた。今年は梅の咲き具合が早いそうで、もう見ごろと言ってよさそうだ。

 四日市市との市境にある鈴鹿市国分町の菅原神社では、鳥居から社殿に向かう参道横の紅梅などが堂々の咲き具合。駐車場は入れ替わりでやってくる花見客のマイカーが途切れない状況だった。

 境内に咲く梅は氏子や参拝者から寄贈された約350本といわれ、地元の人たちも協力して手入れをしているという。社殿では、小さな梅の絵をあしらった御朱印もあり、参拝者への茶席も用意されていた。2月25日から3月中旬までが梅まつりだが、この週末も待ちきれない人たちでにぎわいそうだ。

開花が進む参道横の梅の花

 四日市市の南部丘陵公園(北ゾーン)では、約2600本といわれる「日永の梅林」の開花が進んでいる。木によって咲き具合に差はあるものの、シニア夫婦や赤ちゃんを連れた若い夫婦らが写真を撮ったりしていた。

 戦前は約9000本の梅が咲き誇る東海地方でも有名な梅の名所だったといい、戦時中、軍の施設を造るために伐採されたという。これを残念に思った地元の人たちの努力で、復活を願う植樹が続けられている。

 「『日永梅林』復活梅まつり」が3月3日、南部丘陵公園~登城山(泊小学校すぐ上)で開催される計画だ。午前10時から日永学童保育園開園太鼓、日永つんつくおどりなどの披露や、ぜんざい、もちつき、フリーマーケット、梅見ウォーキングラリー、バルーンアートなどのイベントも予定されている。

名所復活を願って植樹され、花を咲かせる日永の梅の花