北星高校が「防災まちづくり大賞」を受賞 命の矢印シール作成や地域と連携した避難訓練 市長に報告

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【受賞の報告に訪れた生徒と関係者ら=四日市市諏訪町】

 三重県立北星高校(中村晃久校長 四日市市茂福)はこのほど、総務省、消防庁による「防災まちづくり大賞」で、全国から3団体が選ばれる総務大臣賞を受賞した。地元の富田地区連合自主防災隊と同高のボランティア同好会を中心とした生徒らによる取り組みが評価された。

 同高の中村校長、ボランティア同好会顧問の坂田広峰教諭、生徒で部長を務める水谷綾花さん、部員の中谷昌弘さんと、富田地区連合自主防災隊の渡部悟隊長が3月1日、四日市市役所を訪れ、森智広市長に受賞の報告をした。 

 全国で3団体が選ばれる総務大臣賞に「本当に素晴らしい取り組み。おめでとうございます」と森市長。約10年間、同高と自主防災隊では防災訓練に取り組み、今年度は取り組みの集大成として、同高の定時制に通う生徒が全員参加した避難訓練を実施。高齢者や要支援者役の地域住民をリヤカーや車いすで運び、地域との連携を確認した。ボランティア同好会では、津波の際に「逃げるべき方向」を意識する「命の矢印」を表示したシールを作成。地域の人へ配布する取り組みもしてきた。

 28回目を迎える「防災まちづくり大賞」は、今回は応募総数55団体。総務大臣賞は3団体、消防庁長官賞は5団体、日本防火・防災協会長賞に9団体が選ばれた。

 水谷さんは「いろいろなところで災害が発生している中で、改めて避難場所などについて考えてほしいです」と話し、中谷さんは「自分たちは大丈夫という考えのある人も多い。若い力でそのような考えを打ち破っていきたい」と活動への思いを話していた。

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