衣替えですっきり 南部丘陵公園で「ヒツジの毛刈りショー」 四日市市

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【1年間伸びた毛を刈られるヒツジのウール=四日市市の南部丘陵公園南ゾーン】

 三重県四日市市の南部丘陵公園南ゾーンにある小動物園で、飼育されているヒツジの毛刈りが4月19日、来園者が見学する中で行われた。

【毛刈りをする前のウール】

 毛刈りをされたのはコリデール種のウール(オス、3才)で、毛刈りが始まる前には公園で遊んでいた人が集まってきた。毎年、恒例となっていて、公園内に設置された掲示板で「ヒツジの毛刈りショー開催」の告知を見て来た人も。

【飼育員2人がかりで毛刈りをする】

 小動物園の管理を市から委託されている「なかよし生き物倶楽部プチZOO」のスタッフが、専用のバリカンを使い作業。まずは、飼育員2人がかりで、ウールを人間が足を前に伸ばして座ったような姿勢にし、胸から腹へかけての毛から刈った。周囲を柵で囲んだ中で作業は進められ、見学しながらスマートフォンやカメラで撮影しながら楽しんでいる人もいた。

 ウールは少し動くこともあったが、「頑張って」と来園者から声援を受けた。飼育員よると、毛刈りのためにエサを多めに与え、少し太らせることで体のしわがのびて、毛刈りをしやすいように備えてきたそうだ。

 約30分で作業は終了。飼育員が刈られた毛を袋に入れて量ると重さは3.5キロほど。ウールのすっきりした姿に「かわいいね」などと話す人もいた。

【毛を刈ってすっきり】

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