御在所岳でアカヤシオ咲く、山上公園周辺は初夏の花のお楽しみ季節へ

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【開花したアカヤシオ】

 三重県菰野町の御在所岳(標高1212メートル)の山上公園付近で、アカヤシオが開花、ピンクの花が登山客を楽しませている。5月上旬まで見られるそうで、その後、新緑の深まりとともにシロヤシオの開花へと移っていくという。

 御在所ロープウエイによると、ツツジ科のアカヤシオは標高600メートル付近から自生し、白鉄塔がある標高1000メートル付近から山上公園内で多くみられるそうだ。今年の開花確認は4月20日で、昨年より2日遅いという。5月に入るとシロヤシオが入れ替わりに咲き始め、ベニドウダン、サラサドウダンなども彩りを加えるという。

アカヤシオのピンクの花が登山客を楽しませる

 営業部の佐藤優華さんは「新緑のグラデーションが美しい時期になりました。この季節ならではの可憐な花などをお楽しみください」などと話している。

 御在所ロープウエイは今年、1959年4月29日の開通から65周年を迎えており、記念のイベントやサービスを実施中。新緑が美しい6月にかけて、山上公園付近を中心にガイドと一緒に花や鳥を楽しむハイキングや、クラフト工作、ジャンボシャボン玉などの企画がある「ございしょ自然学校」の催しもある。展望レストランでは1日20個限定のかぶせ茶プリンなどのスイーツも用意されているという。詳しくはホームページや同社(059-392-2261)へ問い合わせを。(記事中写真は、いずれも御在所ロープウエイ提供)