御在所岳の紅葉は山上付近で見ごろに、例年より1週間遅れでシーズン到来

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【山上付近の紅葉が進み、赤いゴンドラも風景の中に隠れそう(記事中写真は御在所ロープウエイ提供)】

 三重県菰野町の御在所岳が山上付近で紅葉の見ごろを迎えている。御在所ロープウエイが10月31日にその様子を撮影し、報道各社に「紅葉だより」を寄せた。例年より1週間遅れのシーズン到来だという。

 標高1000m以上の山上エリアの山々が色づいて、ロープウェーの赤いゴンドラが保護色のように見分けにくくなる場面も。伊勢湾方面に目をやると、温泉街から菰野町、四日市市にかけてまだ緑が濃く、色の違いがくっきり。

山上付近はツツジ科の植物が多く、赤や橙に色づくという

 御在所ロープウエイによると、過去3年の標高1000m以上の山上エリアの色づき始めは、2021年が10月10日、2022年が同14日、2023年が同13日だったそうで、今年は10月18日に色づき始めたという。

 10月31日の気温は午前9時で15度、正午で13度。20日ごろから朝は10度を下回る日があり、色づきが進んだという。これから約1カ月かけて、麓の湯の山温泉街まで紅葉が降りてくるという。

麓の温泉街から菰野町、四日市市方面に向けての色の違いがくっきり