青春開花 初心者が多く始めやすい 仲の良さが自慢 四日市西高校吹奏楽部

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【部員の仲の良さも特徴の一つ=四日市市桜町】


「仲の良さが自慢です」と部員が笑顔で話す県立四日市西高校(四日市市桜町)吹奏楽部は創部45年、毎年夏の三重県吹奏楽コンクールに出場し、定期演奏会も開催している。今年は金賞を目指し、練習に励んでいる。

 現在は1年生16人2年生11人、3年生20人で活動。初心者が多く、高校から吹奏楽を始めやすい環境。人数が多すぎず、音にまとまりがあり、担当の楽器のパート以外の部員とも関係性が作りやすい。学年に関係なくじゃれ合うなど和やかな雰囲気だ。

 定期演奏会を始めて開いたのは2018年。新型コロナ感染症の影響で中止になった年もあり、昨年までは来場者の入場制限があった。今年度は合宿を再開し、OBや他校の吹奏楽部と合同練習をするなど、活動の幅を増やしていく。

 今年3月の演奏会では入場制限は無し。前部長の若原鈴音さん(3年)は「観客の多さに圧倒され緊張したが、部員のテンションが上がって納得いく演奏ができた」と話す。定期演奏会後は入学式での演奏に向け練習。新入生を歓迎し、学校生活の始まりを祝うのに相応しい演奏に仕上げた。 

【練習に励む部員】

 新部長の辻理央さん(2年)は、定期演奏会に来た祖母が演奏を聴いて涙したそうで、人を感動させることができ喜びを感じた。辻さんは「仲が良い反面、緊張感に欠けることもあるので、今年は一体感を高め、金賞を狙いたい」と語った。