山頂はシロヤシオの見ごろへ、御在所岳の山上公園内で純白の姿が登山客らを魅了

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【山上公園内で見ごろになったシロヤシオの純白の花=三重県菰野町の御在所岳】

 三重県菰野町の御在所岳(標高1212メートル)の山上公園でシロヤシオの開花が進んでいる。御在所ロープウエイによると、昨年と同じ5月9日に山上公園内の日当たりのいい場所で開花が確認され、山上公園内では5月下旬まで純白の花を楽しめそうだという。

 御在所ロープウエイなどによると、シロヤシオはツツジ科の落葉樹で、芽吹いた葉の下に白い花をつける。御在所岳では600メートル付近から自生しており、山上公園内で多く見られるという。別名「ゴヨウツツジ」とも呼ばれ、愛子内親王(愛子さま)の「お印」の花としても知られている。

 御在所岳ではアカヤシオからシロヤシオへと主役が変わっていく様が夏へ向けての呼び物にもなっている。御在所ロープウエイの広報担当者は「純白のシロヤシオと鮮やかな新緑のコントラストが美しい季節です。山上公園内の散策を楽しみながら、この時季だけに出会える花をご覧いただき、季節を感じていただけるとうれしいです」と話している。(記事中の写真は御在所ロープウエイ提供)

登山客を楽しませるシロヤシオの純白の花