「やきものたまご創生塾」第17期が開講、四日市・萬古焼業界の将来の担い手を育成

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【関係者らが集まった「やきものたまご創生塾」の開講式=四日市市陶栄町】

 萬古焼業界の将来の担い手を育てている「やきものたまご創生塾」の第17期開講式が7月1日、四日市市陶栄町の「ばんこの里会館」であった。来年3月まで、ロクロ成形を中心に陶磁器製造の基礎を学ぶ。

 今期の研修生は県外からを含む20~50歳代の4人で、男性1人と女性3人。準備研修は春から始まっており、この開講式を境に、研修は本格化していくという。式ではひとりずつ名前を呼ばれ、来賓たちから「頑張ってください」などと励まされていた。

 開講式には国会議員、中部経済産業局、三重県、四日市市などの担当者らが来賓として出席するなど40人余が集まった。事業を主催している萬古陶磁器工業協同組合の熊本哲弥理事長があいさつに立ち、「ペタライトなどの原料問題、流通の変化など、この業界は激変中で、昔からのやり方だけでは乗り切れません。新しいものづくりには、みなさんのような若い力が必要です。しっかり基礎を学んで、将来、業界の手助けをしていただけたら助かります」などと期待を語った。

研修生4人の前であいさつする熊本哲弥理事長

 今期は講師が交替し、陶芸家の宮本晋さんが務める。宮本さんは四日市市に住まいがあるが、マキ窯を扱う関係で、伊賀地域で仕事をしているという。ロクロ成形、デザイン実習などを指導し、4人の実質的な担任の先生の役割を果たす。

 「やきものたまご創生塾」はこれまでに70人近くが研修を修了し、60人近くが焼きものの仕事に就いて活躍しているという。