三重混声合唱団あんだぁれ70が6月1日、四日市市文化会館で第13回演奏会を開く。大阪・関西万博が始まった今年、世界の国が日本に集うが、一方ではウクライナやパレスチナなどで爆撃が続いている。世界がひとつの空の下で平和に暮らせることを願い、「万里一空」のタイトルで、国を代表する賛歌「アンセム」を各国の原語で歌う。
ステージは午後1時開演。4部構成で、1部が昭和から平成の定番合唱曲、2部が混声合唱組曲「母の手」、3部が混声四部合唱のためのメドレーフォスター名曲集、4部が不滅のアンセム~第二の国歌とよばれる歌たち~。指揮は馬場浩子さん、ピアノは星合智美さんと秀平雄二さん。
〇SNSも使って原語の発音を研究
2部の「母の手」は、手足の自由を失った星野富弘さんの詩が感情を揺さぶる。4部のアンセムでは、欧州連合の「歓喜の歌」、オーストリアの「美しく青きドナウ」、イタリアの「行け、我が想いよ」、フィンランドの「フィンランディア賛歌」、北アイルランドの「ロンドンデリーの歌」、イギリスの「希望と栄光の国」を歌う。SNSなども使い、発音を研究したという。
現在、四日市市を中心に20代から80代までの65人が集っている。「歌を通じて、世界の空がひとつであることを伝えたい」という。
四日市市、同市教育委員会、菰野町、同町教育委員会などのほか、Youよっかいちも後援する。全自由席で一般1500円、高校生以下500円。問い合わせは木村さん090-8860-9471。5月29日までは下記アドレスからもチケットの申し込みができる。