四日市ドームの改修関連予算は開会日の上程見送る、四日市市が6月定例月議会の議案を発表

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【四日市市は、四日市ドームの補正予算について、開会日の上程を見送った】

 三重県四日市市は5月28日、6月定例月議会(6月4日開会)に提出する議案などを発表した。議員説明会(5月23日)で市議会から「説明が不足している」とされた四日市ドームの改修については、市側は当初、この議会にプロポーザル仕様書作成費用の補正予算案を提出する方針だったが、議会への説明を優先するため、開会日での上程は見送った。6月11日の一般質問後、時間をとって市議全員が出席する形であらためて説明や質疑を行う。

 市側は議員説明会で「四日市ドームは改修して維持する」と方針を明らかにし、概算事業費は56億6000万円になると説明していた。これまでより建物の劣化が進まない改修方法を採用するといい、議会側からは、劣化の実態説明、改修方法について具体的な説明をすべきだと求められていた。

 市側がこの日発表したのは報告7件、議案24件。一般会計での補正は、国の補助内示による減額補正とあわせ、国のバスタ整備と同調して進める中央通り再編で緊急性のある道路や橋りょうについて、単独事業費を増額補正するなどの内容。三滝川水系と海蔵川水系でのPFOS・PFOAの追加水質調査の費用も増額補正した。

 四日市市羽津地区の市有地約3万3000平方メートル余を、民間会社に7億4500万円余で売却する議案も上程される。1990年~1999年にかけて、かつて存在した土地開発公社が取得した土地で、JR四日市駅周辺の鉄道を高架化し、国道23号へ直結する道路を通そうとの構想があった時に、貨物ヤードの移転先にする想定で購入されたという。その後、JR四日市駅周辺での構想がなくなり、土地開発公社も解散、市が有効活用を検討したものの形にならず、今後の活用を民間に託すこととし、売却を判断したという。

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