「桃太郎×泗水十貨店」のリベンジきんぴらおにぎり、7月限定で登場!

【「泗水きんぴら」の断面】

 おにぎりの桃太郎(四日市市久保田)は、新作おにぎり「泗水きんぴら」の期間限定販売を始めた。四日市市公認の特産品ブランド「泗水十貨店」のごま油とコラボレーションしたおにぎりで、全店舗で7月31日まで、200円で販売する。(ライター 金木犀)


 同店のおにぎりの人気商品には「七味キンピラマヨ」がある。今年5月放送の「秘密のケンミンSHOW極」(日本テレビ系列)や「マツコの知らない世界」(TBS系列)でも紹介された。

【泗水きんぴらおにぎりを手にする上田社長】

●泗水きんぴら食べてみた

 今回発売した「泗水きんぴら」は、マヨネーズを使わずに、泗水十貨店の九鬼産業株式会社(同市尾上町)の「伊勢水純正胡麻油」を使用。苦みを抑えた上品なコクと香りが特徴のごま油だ。

 筆者は九鬼産業の伝統的な圧搾法で搾り、貴重な一番搾りのみを使用した「九鬼一番搾り純正胡麻油」を取材したことがあり、その華やかな香りが魅力で、料理の仕上げによく使っている。伊勢水純正胡麻油を使った泗水きんぴらは、香りはマイルドで、ごまの香りを主張しすぎず、おにぎりとの相性の良さを感じた。

 七味キンピラマヨと比べると、マヨネーズを使用せず、ごまの香りもマイルドで、ピリ辛感がなく、ちょっと甘くてさっぱりとした味わいのおにぎりだった。

●泗水十貨店とは

 泗水十貨店は、市の魅力を再発見し、上質な土産文化を育てることを目的に、2020年度から構想が始まった。認定商品には、なが餅(笹井屋)など地元でおなじ深い商品も多く、23、24年度に先行販売と検証を実施し、今年度から本格的に始動した。 

 桃太郎も認定に名乗りを上げたものの、おにぎりは日持ちが難しく、選ばれなかった経緯がある。リベンジをかけ、泗水十貨店の選定商品とコラボした商品を開発しようという声が社内であがり、同社の上田耕平社長が泗水十貨店の事業者説明会やマーケティング支援などを行う三十三総研に提案し、商品化が決まった。


 7月の季節のおにぎりとして、早くも売れ行きは順調だという。上田社長は「さっぱりとした上品なきんぴらが好きな人にお勧め。1か月の限定販売なので、このチャンスを逃さないで」と話している。

【おにぎりの桃太郎久保田本店】

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