三重県四日市市の近鉄四日市駅前で建設が進む円形デッキについて、市は8月1日、同2日の二日間、照明の機能を紹介する試験点灯を行う。市の新しいシンボルになると期待する円形デッキが、景観づくりでどんな可能性を持っているか、市民に見てもらいたいという。
試験点灯は、8月1日は午後8時から1時間程度で、8種類の演出による約30分の点灯を2回行う。円形デッキの付近でアナウンスによる紹介もする計画で、「ニワミチよっかいちポータルサイト」で点灯の模様をライブ配信する。市民公園のデジタルサイネージ(電子看板)でも見られるという。森智広市長も現地で見学する予定だ
大四日市まつり初日の2日は、午後6時50分から3時間程度、まつりにちなみ、こにゅうどうくんをイメージした色彩での演出をする。市は「実際にどうなるかは見てのお楽しみ」と話している。この日はライブ配信については予定していないという。
市によると、今年の秋から円形デッキとバスターミナルや近鉄ビルとを接続する直線デッキなどの工事が始まるため、現在の中央通りから円形デッキの全景を眺めながら照明演出を見られるのは、この二日間限りになるという。
円形デッキの照明は光の三原色でプログラムでき、春なら桜のようなピンクにするなど多彩な色の表現が可能で、色が流れるように動く演出もできるという。季節やイベントでの演出を考えていくという。
円形デッキは今年12月の完成をめざしている。完成後は、暗くなった夕方から24時ごろまで、通常は電球色で屋根の部分を照らし、毎時00分の前後に色を変えるなどの演出をする。深夜は屋根の点灯は消えるが、手すりの照明を残すなど、通行に支障がないようにするという。
