子ども一人ひとりが自分らしく生きられる地域づくりを目指して活動するグループ「夢☆mie」は、9月6日(土)午後2時から、三重県四日市市下之宮町のあさけプラザで講演会を開く。講師は、全国で「命」「性」「家族」「思春期」「食」などをテーマに講演している助産師・思春期保健相談士の内田美智子さん。内田さんの著書『お母さんは命がけであなたを産みました』をもとに、命の尊さをやさしく力強く語る。 前売り入場券は 大人 1200円(当日1500円)、高校生以下無料。
「夢☆mie」について
「夢☆mie」は、ドキュメンタリー映画『夢みる小学校』(子どもの主体的な学びを実践する学校を描いた作品)の上映活動をきっかけに誕生した市民グループ。今年、代表が交代し、山口花子さんが新代表となって団体名も新たに再スタートした。
メンバーたちは、活動を続ける中で「子どもが親に大切にされていると感じられるように」との願い、仕事や活動よりも家族の時間を大切にしてきた。忙しい中でも、愛情を込めた食事を用意することで、子どもに「あなたが大事だよ」とメッセージを伝えているという。

【講師を務める助産師の内田さん】
内田さんも著書の中で、「性を大切にしようと思えば、生が大切になる。生を大切にすれば食が大切になる。『性』と『生』と『食』はつながっていたのです」と語り、家族で食卓を囲む大切さを訴えている。こうした思いがメンバーの思いと重なり、今回の講演を依頼することになった。
ひとりの少女との出会いを通して
副代表の赤星純子さんは、四日市の繁華街で夜遅くまで帰らない少女たちに出会った。その中にはオーバードーズを繰り返す子もいた。大人にも社会にも、期待を抱けずにいるようだった。赤星さんが「活動を手伝って」と声をかけ、実際に来てくれた子もいた。「彼女たちに、見捨てない大人もいると伝えたかった」と話した。
命が大切なのではなく、あなたが大切
代表の山口さんは「親から愛されていると思えない子もいるかもしれない。でも、その子が生まれたことは、間違いなく母親が命がけで産むという選択をした結果です。命が大切ではなく、あなたが大切だという内田さんのメッセージを多くの方に届けたい」と語った。
【問い合わせ、申し込みは】
問い合わせはメール(yumemie.0507@gmail.com)または電話090・4143・6464で、山口さんまで。
チケットの申し込みは専用サイト(https://yumemie.peatix.com/)から。
夢☆mieの公式Instagram(https://www.instagram.com/yumemie?igsh=MTA1ZTh0djBhZGpmMw==)では講演会の情報を発信している。