8月2日(土) 大日山自然公園(四日市市寺方町)で、昔の暮らし体験会が開かれ、四日市市神前地区の親子やミャンマーからの技能実習生が参加し、流しそうめんや五右衛門風呂を楽しんだ。
神前地区市民センターが主催で、神前郷土資料館の展示物等を実際に使うことを目的に開催された。かんざき風物詩編集委員会の4人のメンバーと、地域の有志が協力して、薪や食材、五右衛門風呂に使うドラム缶などの準備をした。
最初に羽釜を使用しご飯を炊き、たくわんを切ったり味噌汁を作った。ご飯を食べた子は「炊飯器で炊いたご飯よりおいしい」と話した。

【流しそうめんを食べる子どもたち】
あられ煎りや蓄音機でレコードを聴く体験もあったが、子どもたちが楽しみにしていたのは、流しそうめんと五右衛門風呂。流しそうめんは長さ約 8メートルの竹を使用。器や箸も竹で地域の有志が作成した。流れてくるそうめんを箸でつまみ、「美味しい」と歓声をあげていた。
五右衛門風呂はドラム缶に水を入れ薪に火をつけて、湯船を準備。五右衛門風呂に入った子は「水を入れ薪に火をつけ、入る時には階段を使って入るのが大変だった。でも気持ちよかった」とはしゃいでいた。
かんざき風物詩編集委員会では資料館に展示してある道具を実際に使う様子を撮影・編集し、二次元コードを使いスマホで、来場者が見られるように作業を進めている。同委員会の坂倉馨さん(90)は「神前郷土資料館には昭和の展示物が多く展示されています。また見に来てください」と語った。資料館の見学などお問い合わせは、同地区市民センター059-326-2751まで