三重県四日市市萱生町の暁高校(3年制)が2026年度での制服リニューアルを決め、8月2日、受験予定の中学生らに公開した。動きやすく、洗濯もしやすい生地を使っているほか、女子向けのスラックスのデザインを一新。女子高時代にあったセーラーブラウスを新しいデザインで復活させた。
この日、受験生と保護者に学園生活や受験方法などを紹介する親子説明会があり、学校施設見学の中で展示して見てもらった。実際にブラウスの生地の手触りを試すお母さんもいて、目を引いた様子だった。
冬の制服は、紺色の地に赤い斜めの線が入るような上着の前合わせと赤いチェックのスカートがシンボルになってきた。この従来のデザインに加え、女子のシルエットを美しく見せ、着用感に気を配ったスラックスと組み合わせるスーツスタイルを発表した。ネクタイやリボンのデザインも新しくした。

夏服では、従来の女子用の開襟シャツが、下着が透けるという意見もあったため、「涼しく、かつ、透けない」新しい生地を用いたという。セーラーブラウスは襟や半そでに赤いライン(かつては紺色)を入れている。胸元にオリジナルデザインの刺繍が入っているのもポイント。

このほか、サマーカーディガンを採用し、二ットベストなどのバリエーションも充実させたという。
同高校は2026年度が創立80周年にあたり、2年ほど前からデザインなどの検討を始めていたという。今年2月ごろ、今回の案に決まった。1993年に男女共学が復活した時に制服が変更されて以来のリニューアルになるという。