四日市を旅するドラマ 『迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない』上映会&トークショー開催!主演の藤原さくらさん登場

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【トークショーで話す藤原さん(中央)】

 昨年12月29日に中京テレビで放送されたドラマ『迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない』。その舞台となった四日市の魅力を発信する一環として、8月3日、主演のシンガーソングライター藤原さくらさんを招いた上映会とトークショーが四日市市総合会館で開催された。

 藤原さんは、音楽活動と並行して演技にも挑戦し、2016年にフジテレビの福山雅治主演の「月9」枠放送されたドラマ『ラヴソング』でヒロイン役をつとめた。「迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない」でも、彼女の自然体な演技が作品に温かみを添えている。

 イベントでは、藤原さんと友人役の辻凪子さんが登壇し、ロケ地である四日市での体験を語り、会場は温かな雰囲気に包まれた。定員180人の募集に対し、応募開始直後に200人を超えたため、急遽2部制に変更。県外からも多くの参加者が訪れた。

ロケ地に息づく“まちの記憶”
 ドラマ「迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない」では、藤原さん演じる主人公の初恋相手が大人になり、あすなろう鉄道の運転手になっているという設定。主人公が東京から四日市を訪れる物語の中で、あすなろう鉄道の駅や水沢地区の茶畑などで撮影が行われた。印象的な場面として、藤原さんと辻さんが「四季菜 常磐店」(四日市市城東町)で買い物するシーンでは、「安い、でかい」と野菜を見て話す2人のやり取りがほぼアドリブだったとのこと。また、ヒモノ食堂(同市富双町)のシーンでは出演者がそれぞれ食べたい干物を選んだという。藤原さんは昆布鯖の干物を選んだが、出演者みんなでそれぞれにシェアしたエピソードを明かし「全部美味しかった」と振り返っていた。

【ヒモノ食堂でのワンシーン=中京テレビ提供】


地域への愛着とつながり
 ドラマのエンディングでは、藤原さんが浴衣姿で日永駅から大四日市まつりに向かうシーンが描かれている。ロケ自体は11月に行われたものの、実際に四日市を訪れ、「大四日市まつりも行きたかったので、今日来れてよかった」と笑顔で話した。辻さんも「大入道を見て、お祭りを楽しんで帰りたい」と、四日市への愛着を語った。

 イベントに参加した四日市在住の女性は「さくらちゃんが地元に来てくれてうれしい」と喜びを語り、東京から来た藤原さんのファンの男性は「さくらちゃんと凪ちゃんが仲良くて、トークショーも楽しかった」と話した。イベント後もファン同士が市内を巡る相談をする姿が見られ、四日市の魅力発信にも大きく貢献した。

視聴情報
 ドラマ『迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない』は現在、Amazon Prime Videoの「中京テレビセレクト!」で視聴できる。

【あすなろう鉄道に乗るワンシーン=中京テレビ提供】

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