鑑識を体験、パトカー・白バイにも乗車、四日市北署を子どもたちが訪問

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【白バイにまたがり、記念撮影=四日市北署】

 三重県四日市立三重小学校区の川向こども会の親子20人余が8月8日、県警四日市北署を訪問した。指紋を採取する鑑識の仕事を教えてもらい、パトカーや白バイにも乗せてもらって、警察の仕事を肌で感じた。なかなかできない体験になり、子どもたちは楽しそうにひとときを過ごした。

 夏休みを利用して、交通安全や事件解決に取り組む警察の仕事を見学しようとこども会が企画、小学生ら子ども13人と保護者が参加した。北署によると、学校の社会見学などは県内の各警察署が受け入れてきたが、こども会からの訪問は珍しいそうだ。

 北署の警察署協議会の委員を務める鈴木久敏さんは、小学校近くの交通量の多い道路で朝の見守りを続けており、交通安全などを学びながら楽しい夏の一日になるのではと、こども会の上田好憲会長に提案したという。

 参加者は2グループに分かれ、警察署の各部署の仕事内容や交通安全の大事なポイントを聞いたあと、会議室で鑑識体験、署の駐車場でパトカー・白バイの乗車をした。指紋採取では薬品や刷毛など本物の鑑識の道具を使わせてもらい、採取した自分の指紋は記念品になった。駐車場では白バイにまたがった姿をお母さんに撮影してもらったりし、本物のパトカーの運転席に興奮気味な様子だった。

指紋や掌紋の採取を教えてもらう子どもたち
パトカーの運転席で夢中になる子どもたち

 4年生の出口輝さんは、「白バイにもパトカーにも乗りました。指紋をどうやって調べるのかも分かった」と楽しそう。上田会長は「今回は募集期間があまりなかったのですが、みんなが楽しそうで、よかったです」。鈴木さんも「みんな、ルンルンでした」と満足そうだった。

署員と一緒にみんなで記念撮影

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