西島秀俊さんと内野聖陽さんが主演する映画『劇場版 きのう何食べた?』の上映会が、9月27日(土)午後1時30分から、四日市市文化会館第2ホール(四日市市安島)で開催されます。主催は四日市市人権センターで、四日市市の「よっかいち人権大学あすてっぷ2025」の公開講座として開かれ、入場無料・予約不要です。
食卓から生まれるやさしさ
原作は、よしながふみさんによる人気漫画。主人公の弁護士の筧史郎(シロさん)と美容師の矢吹賢二(ケンジ)は男性同士のカップル。2019年にテレビドラマ化され、シロさんを西島秀俊さん、ケンジを内野聖陽さんが演じ、放送時にはツイッター(現・X)で世界トレンド1位を記録するなど大きな話題を呼びました。最終回後には「何食べロス」という言葉が生まれるほど、多くの人々に愛された作品です。
映画版では、2人の京都旅行をきっかけに、互いの心の距離が揺れ動く様子が描かれます。日々の食卓を通して紡がれる、ほろ苦くも温かいふたりの物語は、観る人の心をそっと包み込みます。シロさん(西島秀俊)が作る家庭料理が物語の大きな魅力のひとつ。登場する料理はどれも丁寧に描かれていて、観る人の食欲をそそる「料理を楽しむ映画」として見ることもできます。

【上映会のフライヤー】
性の多様性への理解を深めるために
2023年には「性的指向およびジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の促進に関する法律」が施行されましたが、認知度はまだ高くありません。
四日市市の人権意識調査では、若い世代ほど「性的指向・性自認」に関心を持つ傾向がある一方で、年齢が上がるにつれて関心が薄れ、理解が進みにくい現状もあります。こうした背景を踏まえ、世代を超えて“性の多様性”について考えるきっかけとして、本上映会が企画されました。託児もあり9月19日(金)まで(https://logoform.jp/f/AoUyQ)で受け付けています。
ほっこりとした時間をあなたに
四日市市人権センターでは、「何気ない日常を一緒に味わい、心がほっとする時間を過ごしていただける映画。年齢や性別に関係なく誰でも楽しめます」と来場を呼びかけています。問い合わせは同センター☎059・354・8609まで。