三重県四日市市の市総合体育館が9月1日からネーミングライツ契約により「相好アリーナ四日市」の愛称で呼ばれる。記念式典が同日、施設の前であり、テープカットなどが行われた。
式典にはネーミングライツを得た相好株式会社(本社・伊賀市)の山本将之代表取締役、外村和才事業部長が出席。森智広市長、村山繁生市議会議長、四日市市スポーツ協会の馬瀬隆彦会長とテープカットをした。
山本代表取締役は「このような大きな施設の愛称になることに感謝しています。当社は調剤薬局と体操クラブを展開してきましたが、全国レベルの体操の大会も開くことができるようになりました。これからも、小さな子が集まることができ、トップレベルの選手も活躍する施設にしていきたいと思います」とあいさつした。

森市長は「全国大会が開かれ、東京五輪ではカナダのチームが事前キャンプにも来ました。パリ五輪に出場した岡村真さんも相好の所属。体操の聖地にもなりうる施設といえます。頂くネーミングライツ料は、運動施設整備など、スポーツ振興に使っていきます」などと話した。
四日市市との契約は10年で、ネーミングライツ料は年額900万円。市中央第2体育館も「相好サブアリーナ四日市」の愛称となる。ネーミングライツは、市の施設などを広告媒体として活用し、あらたな自主財源を獲得しようとの目的で、今回が市にとっての第1号となる。