第34回日整全国少年柔道大会に三重県四日市市の県小学校6年伊藤杏さん(12)が出場を決め、11月10日、森智広市長を表敬訪問して決意を語った。全国大会は2年連続の出場。「自分の柔道をやり切ることを目標に頑張りたい」と話した。
表敬には伊藤さんが通う神前柔道教室の坂下博夫代表、父で指導者の雅大さん(40)、母の葉子さん(39)が同行した。伊藤さんは三重県代表の柔道着を身に着け、森市長や市議会の荒木美幸副議長らに迎えられた。
全国大会出場をかけた県大会の個人戦では、男子とも戦わなくてはいけないが、伊藤さんは昨年に引き続き、男子も破って優勝し、三重県の団体戦メンバーの1人になった。「小学生でもさすがに6年生ともなると男子の身体も大きくなるので、それを乗り超えての優勝に、私も感動しました」と雅大さん。
全国大会は11月16日、講道館大道場(東京都文京区)で行われる。柔道を通じて少年少女の健全な心身の育成に努めることなどを目的に、公益社団法人日本柔道整復師会が主催する。ここでも身体の大きな選手との対戦が予想されるが、伊藤さんはひるむことなく、明るい笑顔で健闘を誓った。
小学生から柔道を始めた伊藤さんだが、雅大さんの練習について行くなど、それ以前から柔道は身近にあり、自然に「私も」と思うようになったという。雅大さんは「最近、萬古焼の土鍋でご飯を炊くようになって、それがおいしくて、たくさん食べています」と、男子にも負けない杏さんのパワーの源について話していた。









