三重県四日市市の南消防署で11月22日、庁舎を地域の人たちに開放するオープンフェスタが開かれた。消防車の運転席に座ったり、はしご車に乗って高所を体験するなど様々なプログラムが用意され、快晴にも恵まれて、たくさんの親子連れなどでにぎわった。
南消防署は2023年に庁舎が新しくなっており、それを機に、消防署のことを地域の人に知ってもらい、防災の知識や、いざという場合の備えについて意識してもらおうと、この催しを始めたという。
庁舎東側のスペースでは、高さ約25メートルまで伸びる屈折型アームのはしご車に試乗しての空中散歩、震度7の揺れも再現できる起震車での大地震体験などに順番待ちの列ができていた。今年は自衛隊、海上保安庁、警察など地域防災現場での連携の機会もある関係機関にも協力してもらい、パトカーや白バイ、高機動車なども展示され、カメラを手に家族らが取り囲んだ。

この日、四日市南署広報犬の豆助が一日消防署長に任命され、来場者の記念撮影や、公開訓練での署長報告などに登場、来場者にかわいがられた。庁舎1階には、消防服を体験で着ることもでき、子どもたちもヘルメットをかぶったりして、消防隊員になった気分を味わった。










