悔しさを力に県代表の座へ
11月中旬にあった第41回三重県中学校駅伝競走大会の女子の部で四日市市立内部中学校が優勝し、12月14日に滋賀県で開かれる第33回全国中学駅伝大会に出場する。地区予選の三泗地区駅伝では川越中学校に敗れ2位だったが、悔しさをバネに県代表の座をつかんだ。26年ぶり2回目となる全国の大舞台での入賞を目指し、練習に励んでいる。
絶対的エース是枝さんとキャプテン有竹さん
内部中学校の地域には内部陸上少年団があり、小学生の時から陸上競技をしている生徒が多い。県大会で1区を走った是枝愛香さん(3年)は、少年団時代から、三重美し国市町対抗駅伝で区間賞を取るなど活躍を見せてきた。今年8月の全国中学校体育大会では1500メートルで優勝するなど、チームの絶対的エースだ。

キャプテンを務める有竹凛桜さん(3年)は、バスケ部に所属する傍ら、1年生の時から駅伝メンバーに選出。「駅伝で優勝したい」と、2年生の時から、是枝さんが所属する四日市ウエルネスクラブで陸上の長距離も始め、両立してきた。是枝さんは「内部中を強くするため、掛け持ちしてくれてうれしい」と話し、自身の励みにもなったという。
10月30日に開かれた三泗地区中学駅伝でも優勝を狙っていたが、3秒差で川越中学校に敗れ、準優勝となった。メンバーは悔しさを噛み締め、「県駅伝でリベンジし、全国駅伝に出る」と闘志を燃やした。
率いるのは柔道専門の監督
駅伝チームで監督を務める山本晃平教諭は、本来は柔道が専門で、陸上競技の経験はない。それでも「優勝したい」という生徒の願いを叶えようと、陸上部の顧問や他校の陸上部の教員に相談し、選手の適正に合わせた区間エントリーを組み立てた。
ところが、県大会の1週間前に是枝さんがインフルエンザに感染し、さらに本番前日にもう1人が発熱した。他のメンバーは「自分が頑張らないと優勝できない」という思いを強くした。
幸い、当日までに2人は回復し、1区の是枝さんは2位の北勢中学校に24秒差をつけた。そのまま1位を維持し、2位と50秒以上の差をつけてアンカーの有竹さんにたすきが渡った。有竹さんは、2位の川越中学校と53秒差でゴールし、内部中の優勝が決まった。

地域の誇り胸に全国の舞台へ
全国中学駅伝は12月14日(日)に滋賀県の希望丘文化公園のスポーツゾーン芝生ランドで開かれる。芝生に慣れるため、本番に向けて四日市市中央緑地公園や南部丘陵公園の芝生で練習しているという。選手たちは「三重県代表として、8位入賞を目指して走るので応援してください」と語った。全中駅伝はBS日テレで午前11時から生中継され、Tverでも無料配信される。








