「お姉ちゃんみたいになりたい」——。17歳年上でご当地アイドルだった姉に憧れる三重県北勢地方在住の小学6年生、ゆあんさん(本名非公開)が、「美少女図鑑四季祭」でグランプリに輝いた。負けず嫌いな末っ子が、地道な努力と応援してくれる人への気遣いを重ね、夢への一歩を踏み出した。
おしゃれをするのが好きで、学校に行くにも服やヘアスタイルにこだわるゆあんさん。小学4年生の時に、アイドルやモデルの登竜門とされる「美少女図鑑」のモデル募集にエントリーし、書類審査と面接をクリアして活動を始めた。
美少女図鑑は、地域の女の子を地元の風景とともに撮る写真メディア。そのモデルはライブ配信アプリ「ミクチャ」を使って日常の様子や活動を発信し、視聴者からの応援ポイントや投票を集め、イベント出演権やオーディションの通過を目指す仕組みだ。女優になりたいゆあんさんは、4年生の2月からライブ配信を始めた。
毎日午後7時半から配信—―積み重ねた努力
ファンとのつながりを深めるため、毎日配信をする。季節に合わせたファッションやメイクを工夫し、飽きさせない話題や演出を考える。

モデルを目指している兄の琥杏さんもライブ配信をしており、一緒に料理をし、コラボ配信をする日もある。ゆあんさんは毎日午後7時半から配信し、運動会や遠足で疲れていても、直前まで仮眠してでも配信を続けた。

泣き虫の少女がつかんだグランプリ
ミクチャで行われる美少女図鑑の季節イベント「四季祭」は、配信ポイントと動画ポイントの合計で順位が決まるため、終盤に大量の応援が入り、順位が何度も入れ替わるのが特徴だ。ゆあんさんも1位だったものの最終日の最後の1分で逆転され、何度も2位で終わり、悔し涙を流してきた。

ゆあんさんは、ファンと力を合わせて今回グランプリを勝ち取ることができたと感じている。「これからも、うれしいことも悔しいことも全部自分の力に変えて、『応援していてよかった』と思ってもらえるような人になれるよう、いろいろなことに挑戦していきたい」と笑顔で語った。
華やかに見える世界の裏側で、一人の少女の地道な努力が、夢への道を切り開いている。ゆあんさんはインスタグラムなど各種SNS(https://lit.link/yuan0612)で、情報を発信している。








