人口統計 合併後初の31万人割れ 減少傾向続く 四日市市

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 四日市市はこのほど、同市の最新人口統計を発表した。2022年1月1日時点の人口は、30万9825人(男性15万5475人、女性15万4350人)で、05年の楠町との合併後初めて31万人割れとなった。2月1日に発表された総人口は30万9736人で前月から89人の減で2か月続いての31万人割れとなった。【合併後、初の31万人割れとなった人口数を表示する市役所ロビーに設置された掲示板=四日市市諏訪町で】

 人口統計によると、総人口は楠町との合併前から増加傾向が続いていた。だが、08年の31万4805人をピークに減少傾向へ。昨年1月1日付では31万1347人、12月1日付では31万0037人となり、今年1月1日付で前年同期比1522人減、前月から212人減となり、31万人を下回った。

 市が地方創生に向けて策定した20年度から5年間の「第2期四日市市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、人口ビジョンの記載もある。

 国の長期ビジョンに準じた期間(2060年)を対象に策定された同市の人口ビジョンによると、38年後には約22万人になるという推計もあるそうで、現況の約70パーセントに相当する。市は「都市としての集積メリットを生かし、魅力を高め、社会増による上乗せを図ることが十分可能」とし、2060年に約28万人の人口規模を保つことを目指しているという。

 

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