今年も大にぎわい、四日市で「三重の大酒蔵市」開催

【県内各地の酒蔵が並んだ商店街は多くの参加者でにぎわった=四日市市諏訪栄町】

 第8回三重の大酒蔵市が5月18日、三重県四日市市の近鉄四日市駅前商店街の諏訪公園通り、南大通りを会場に開かれた。県内の19の酒蔵と酒の肴を提供する15の飲食店がテントなどでブースを開き、居ながらにして県内各地の味を比べられる楽しさに、商店街は大にぎわいだった。

 酒販店、飲食店などでつくる実行委員会(吉田欽次郎実行委員長)の主催。開催趣旨によると、三重には伊勢海老を筆頭に桑名の蛤、松阪牛、牡蠣、鮑、伊勢うどんと、おいしいものがたくさんあり、おいしいお酒もある。県内には35の酒蔵があり、がんばっているが、県内の日本酒の消費量に占める県産酒の割合は18~19%にとどまっており、東北や北陸で80~90%になっているのと比べると、もっと三重のお酒の素晴らしさを知ってほしい。そんなことから、お酒で地域おこしをと立ち上がった催しという。

チケット売り場などは朝から長い行列ができていた

 前売りや当日売りでチケットを買うと、お猪口がもらえ、これを手に、好きな酒蔵のブースを訪ねる。商店街には立ち飲みのテーブルがあり、今年はいす席のコーナーも確保され、諏訪公園にも飲食スペースが設けられた。チケット売り場は朝から行列ができるほどだった。

 会場には、「2024 Miss SAKE」のファイナリスト3人が和服姿で応援にやってきて、写真撮影に応じるなど盛り上げた。鈴鹿市で書道塾を開く書道家ユニット「千華万香」による「鈴鹿墨 de 書道 work shop」もあった。また、開会式では初めての来場となった一見勝之知事が森智広市長とステージに立ち、乾杯の発声を担った。

「2024 Miss SAKE」ファイナリストとこにゅうどうくんが共演

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