カーボンニュートラル進展に活用を、四日市の杉栄開発が市に100万円を寄贈

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【カーボンニュートラル進展にと四日市市に寄贈した杉栄開発の岡本淳社長(右)=同市諏訪町】

 三重県四日市市の杉栄開発(しんえいかいはつ)株式会社が、環境政策、とくにカーボンニュートラルの取り組みに活用してほしいと100万円を市に寄贈した。市役所で7月14日、会社からの目録贈呈と市からの感謝状贈呈があった。

 贈呈式では、杉栄開発の岡本淳代表取締役社長が寄付の目録を森智広市長に手渡し、感謝状が森市長から岡本社長に贈られた。岡本社長は「仕事で社会に貢献しようとしているが、企業が動けば何らかの環境への負荷もかけることになる。今回、200人ほどの従業員と共に積み上げてきた利益の一部ですが、市の発展に役立てていただければ」などとあいさつした。

 森市長は、2023年に「四日市市ゼロカーボンシティ宣言」を発表し、2050年までに二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指している市の状況についてあらためて紹介し、「この目標達成のために活用させていただく」とお礼を述べた。

 杉栄開発は四日市港のコンビナート企業の中で大型重機を用いた原料(鉱石)投入、積み込みや運搬、製品の梱包、出荷、四日市港内での各種手続きの代行など幅広く業務を扱っている。四日市の企業との意見交流の場でもカーボンニュートラルへの取り組みへの悩みなどを聞くことがあり、今回の寄贈を考えたという。

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