全国的に新米が出回り始め、三重県四日市市でもコシヒカリなどの稲刈りが始まっている。お盆休み最後の日曜日となった8月17日は市内各所の田んぼでコンバインが稼働するなど作業が見られた。今年は猛暑が続いたこともあり、稲の状況を見て作業を早めている農家もあるようだ。
同市采女町の株式会社うつべ農園では、コシヒカリ、あきたこまちが袋詰めまでの作業に入っており、刈り取り、乾燥、選別、袋詰めなどが続いていた。暑さが厳しかったことで、高温に強い品種の「にじのきらめき」なども早めに収穫に入る可能性があるという。
全国のコメどころからの便りでは、夏の暑さで稲の実り不足なども指摘されており、収穫量に影響しそうだ。昨年の米不足を受けて今年収穫される米には早くから高値の取引が農家に打診されてきたこともあり、新米の価格は簡単には下がりそうにない状況のようだ。