四日市ならではの茶会、「萬古とお茶を楽しむ会」始まる、11月9日まで四日市商工会議所

【おもてなしも華やかな「萬古とお茶を楽しむ会」=四日市市諏訪町】

 「四日市の伝統・文化の共演 萬古とお茶を楽しむ会」が11月7日、三重県四日市市の四日市商工会議所で始まった。四日市の抹茶を四日市の茶道各流派のお手前で、四日市の陶芸家による茶碗で四日市の菓子と共に楽しむという、四日市ならではの茶会。陶芸家の作品の展示や菓子制作の実演などもあり、初日の朝からにぎわった。9日まで。当日券も販売している。

 初日は表千家が茶の提供などを担当。四日市茶道連盟理事の前川温子さんが先頭に立って入場者をもてなした。茶碗は、四日市の陶芸家15人による作品で、この日のために制作されたものがほとんどという。楽しむ会の実行委員長を務める陶芸家清水醉月さんは、土鍋などで全国に名が通る萬古焼だが、茶席での茶碗としては今ひとつのため、さらに名を挙げたいと、協力を求めたという。

 会場には各作家の茶碗も展示され、それぞれの個性を確認できる。茶碗以外も含む自慢の作品も会場内で展示されており、これらを鑑賞するだけなら無料で楽しめる。会場正面のステージでは、手元をスクリーンに映しての和菓子の制作や、石臼による抹茶づくりの実演もされている。

参加した作家による茶碗
和菓子制作や石臼での抹茶づくりの実演も

 8日は裏千家、9日は遠州・松尾の各流派がおもてなしを担当する。当日券は550円。午前10時から午後5時までで、9日のみ午後4時までになる。

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