三重県桑名市の「なばなの里」で夜の紅葉が見ごろを迎えている。昼も鮮やかだが、夜になるとライトアップに映え、海外からの観光客もしきりにカメラを向けている。人気のイルミネーションとのダブルで日没後を満喫している人たちが多い。今年も11月下旬から12月上旬がピークになりそうだという。
施設を運営している長島観光開発によると、なばなの里の約30万平方メートルの園内には400本以上のモミジ(イロハモミジ、ヤマモミジなど)が植えられているという。1998年の開園から四半世紀を経て、モミジの木も成長し、毎年、見事な紅葉を見せるようになったという。
水面に映る紅葉との対比が高い人気
有名なのは園内の日帰り温泉施設「里の湯」に近い「鏡池」のあたりで、ライトに照らされた紅葉が池の水面に移り込み、対比が美しい。ベゴニア館の前のオオオニバスが浮かぶ池の紅葉も水面に影を映し、鮮やかさを誇っている。このほか、園内には河津桜やソメイヨシノなどの桜も多く、これらの葉の色づきも楽しめる
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ちなみに、リクルートが発行する「じゃらん」の2023年「夜の紅葉絶景ランキング」では、ライトに照らされた紅葉が水面に映り込む景色と、イルミネーションを一緒に楽しめることで、全国2位に選ばれたという。
また、ベゴニア館では11月22日から、イルミネーション期間と同じ来年5月31日まで、特別演出のライトアップが楽しめる。大型のクリスマスツリーのような飾りつけや、光と音楽によるショーアップもある。12月23日から25日までのクリスマス特別営業では、さらに特別仕様の演出がされるという。こちらは通常とは異なるチケットが必要だ。










