心を込めたクリスマスのスイーツ、四日市のユマニテク調理製菓専門学校、予約は12月1日から

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【楽しくておいしいスイーツをと、学生たちは予約を待っている=四日市市浜田町】

 三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校が、学生の手によるクリスマスのスイーツを今年も販売する。予約はケーキセットが12月1日、ホールケーキが同2日からで、毎年、予約が集中する人気だ。

 製菓製パン総合学科の2年生30人余が、学校の施設の「パティスリー・ラボ・ウフ」で提供する。1年生からお菓子づくりの技術と知識を勉強してきた学生たちだが、クリスマスシーズンの注文をこなす忙しさは特別。そこを仲間と共に乗り越えることを学ぶ機会でもあるという。

一皿サイズやホールケーキ

 12月1日が予約開始となるのは一皿サイズのケーキ3個のセット(3種類、税込み各1200円)やクッキーアソート缶、パウンドケーキ、シュトーレン。12月11、12日の販売になる。同2日開始なのがホールのクリスマスケーキ6種(同2000円~3000円)。こちらは12月18、19日の販売になる。注文できる数や組み合わせなどがあるため、学校のホームページの来店予約フォームで記入する場合は説明を参考に。

販売予定のケーキの多彩なデザイン

学生たちが意見出し合いよりよいデザインに

 学生たちは、教師からの課題のデザインをもらったあと、意見を出し合って、より楽しい作品にするようがんばっている。

 杉森茜さん(20)はタルトフレーズとレアチーズ(雪だるま)を担当したが、イチゴと生クリームでサンタの姿をつくったり、サンタにクリームでマフラーをつくったりしたところが学生のアイデアだという。「どうしたらクリスマスを感じてもらえるか。味はもちろん、見た目も楽しんでもらえるものをめざしています」と話した。

 河村紫月さん(19)が担当したのはモンブラン。クリスマスツリーの効果を抹茶パウダーの緑を使って表現したり、ケーキの頭に星型のクッキーを載せたりしたという。「クリスマスの見た目の華やかさと同時に、味もおいしくなくちゃと、みんなで協力しています」と話していた。

 2人とも、小学生の時の体験でお菓子づくりをめざすようになったという。杉森さんは伊賀市で和菓子づくりに、河村さんは伊勢市で洋菓子づくりに、それぞれ、有名店への就職が決まっているそうだ。

 

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