冬晴れの澄んだ青空が広がった1月10日、四日市ドーム(三重県四日市市羽津甲)で「2026年四日市市20歳を祝う会」が開かれた。会場には華やかな装いの若者たちが集まり、それぞれが「自分らしさ」をのびやかに表現していた。
会場は解放感のある四日市ドーム
昨年の会場は四日市市文化会館第1ホール(同市安島)で、一般道路に面した限られた空間だったが、今年は広々とした四日市ドームとなり、開放感があった。
「2」と「0」の形のバルーンや、自分の名前を書いたのぼり旗を手に写真を撮る姿が目立った。ウイスキーの瓶を小道具のように持ってポーズを取る男性もいたが、式の進行を妨げる様子はなかった。

コロナ禍ではマスク着用が求められ、送迎した家族もすぐに会場を離れる光景が多かった。今年はドームの内外で、子どもの写真を撮ったり、式が終わるまで見守る家族の姿が多く、ここ数年で最も穏やかで開放的な雰囲気となった。
有志の企画委員が8月から準備進める
有志で集まった7人が企画委員会を組織し、8月から準備を進めてきた。委員長は三滝中学出身の鈴木美緒さんで、当日は司会も務めた。今年のテーマは「灯(あかり)」だ。20歳を迎えられたのは、家族や友人、地域の人々が温かく灯してくれた灯火のおかげであり、これからは自分たちがだれかの灯火となり、未来を照らす存在でありたいという願いが込められているという。

装いにも個性が光った。母の振袖を受け継ぎ、飾り襟や帯締めで現代的にアレンジする「ママ振袖」をまとう女性が多く見られた。

多彩なヘアスタイルを楽しむ参加者
一方で、ヘアスタイルで個性を表現する人もいた。金髪や赤い髪色の人、髪をふたつに分けて結ぶ「ツインテール」の女性もいた。

頭頂部の中央に細い毛束を一直線に残す「タイトロープ」というスタイルにするため、東京の美容院まで足を運んだ男性もいた。地毛にエクステを加えて長さを出したスタイルだ。

また、頭皮に沿って細く編み込む伝統的な三つ編み「コーンロウ」の女性もおり、会場は多彩なヘアスタイルで彩られた。

思い思いの服装で個性を楽しむ20歳
和装の男性とパンツスーツの女性のカップルにも話を聞いた。男性は普段から着物を洋服に仕立てた和洋折衷の装いを好むという。女性は「スーツの方が人と被らないし、タイパもコスパもよく動きやすい」と語った。振袖姿の写真は事前にスタジオで撮影したという。

「自分が四日市代表」と話す男性は、真っ赤な羽織袴で登場した。手にした扇子には「四日市」の文字が入り、派手さだけでなく地元への誇りがにじむ装いであった。

閉会宣言を務めたのは、内部中学校出身で副委員長の今村世渚さんだ。看護学生として学ぶ今村さんは、企画委員として活動する中で、四日市の人々がどのように支えてくれているかを実感したという。「看護師として地域に寄り添い、家族や友達、周りの人を支えられる存在になりたい」と語った。










