6月からスイーツなど一般販売、四日市のユマニテク調理製菓専門学校、あらたに人気店とのコラボも

【「苺のクレープ包み」を手際よくつくる岩本みゆきさんと学生たち=四日市市浜田町】

 三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校は、学生たちがつくるスイーツなどの一般販売を6月から始める。今回は、愛知県の豊田市と長久手市に店を開く人気の洋菓子店「コンディトライベーレン」の岩本みゆきさんの監修を受けた初のコラボ商品も提供する計画で、現在、学生たちの試作も仕上げ段階に入っている。

 今年度最初となる一般販売は6月上旬が11日と12日で、予約は6月1日の正午ごろから。同下旬の岩本さん監修の商品は25日と26日の販売で、予約は6月15日の正午ごろから。受け取りは1日3回の時間帯が設けられる。上旬、下旬ともに同校ホームページの「学生運営パティスリー」から来店購入予約フォームで受け付ける。

 岩本さんは現在、有限会社コンディトライベーレンの社長であり、オーナーシェフパティシエとして活躍中。ユマニテク校にも講師として来校して学生を指導している。四日市の学校には学生パティスリーがあり、販売も出来るため、岩本さんにとっては学校とコラボして洋菓子を提供する初めての機会になるという。

次々にクレープを焼いていく岩本みゆきさん

 すでに昨年から、今回、どんなスイーツを提供するかの打ち合わせを進めてきており、10種のラインナップが決まった。5月28日、岩本さんはそのうちのひとつ、「苺のクレープ包み」を学生に教えたが、クレープを次々に焼いて、苺やクリームをくるむまで、スピード感のある動きで仕事を進めていく姿が印象的だった。

 「現場がどんなものなのかを学生のみなさんに伝えたいと思っています。調理場は火もあって危険がいっぱいです。けがをしないで、いい仕事をしていくためには、無駄のない動きやチームワークが欠かせません」。今回のコラボで感じ取ってほしいところを岩本さんはこう説明してくれた。

 特定の店の商品を学生がつくって提供するコラボは学校にとって初めてのことで、その店の人気商品を扱う以上は、これまでにない緊張感もある。岩本さんによると、当日提供する10種類のスイーツは、外観も味もほとんど店で提供するものと変わらないそうで、愛知県まで行かなくても、四日市で購入できる貴重な機会ともいえる。

 6月上旬の販売では、先生の指導で学生がつくるケーキなどを販売する。2個入りのセットが5種類と、ホールケーキ(いちごのデコレーション、タルトフリュイ、スフレチーズケーキ)や焼菓子セットも販売する。

6月上旬のスイーツもほぼ試作は完成
ケースの中に並んだ学生提供のスイーツ

 製菓製パンコースで学ぶ2年生の鎌倉愛菜さん(20)と川原咲世さん(20)は28日の岩本さんの講義にも出てプロの手際のよさを実感した。6月下旬の販売当日は、鎌倉さんが「オレンジトルテ」と「なめらな杏仁」、川原さんは「ザックショート」と「コーヒーゼリー」を担当する。

 鎌倉さんは「就職のイメージはまだできていない」と話したが、岩本さんの講義を受けて、あこがれの気持ちを抱いたそうだ。川原さんは、洋菓子の勉強もしているが、将来は和菓子の仕事に進みたいという夢がある。

 学生パティスリーの一般販売は、毎回、予約が取りにくい状況で、早めにホームページなどで確認しておくのがおすすめだ。

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