三重県25人感染 年末会食でクラスター

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 三重県は1月12日、伊賀市4人、名張市1人を含む10歳未満から70代の男女25人(四日市市発表2人含む)が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ1611人となった。

 発表によると、25人の内訳は、津市5人、伊賀市4人、いなべ、鈴鹿両市各3人、四日市市と県外が各2人、名張、伊勢、桑名各市と川越、玉城、東員各町がそれぞれ1人。

 津市の30代会社員男性は、既に参加者4人の感染が判明している会食の参加者。この会食は12月30日に県内の店で9人が集まって開かれ、2時間以上にわたって飲食をともにした。参加者の陽性が5人目となったことから、県は27事例目のクラスター(感染者集団)に認定した。他の参加者4人のうち3人は陰性で、1人は県外在住のため管轄する保健所に調査を依頼している。

 同市の60代女性は同市内の病院に勤務する看護職で、10日に陽性が判明した鈴鹿市50代女性の職場同僚。

 クラスターが発生した伊勢市の介護施設「正邦苑城田」では、新たに40代女性職員2人の感染が判明。同施設での陽性者は職員と入所者合わせて13人となった。

 桑名市の30代女性事務員と、東員町の30代女性歯科衛生士は9日に陽性が判明した40代歯科医師が開業する医院で働いており、女性事務員は歯科医師の同居家族。この歯科医院関係の感染者は3人となった。

 12日現在、県内の病床(357床)使用率は59・9%。

※1月12日午後10時20分更新