三重県四日市市日永の県立総合医療センターで7月16日、生活習慣病教室が開かれた。今回は、眼科の田中康平医師が「眼の中を覗いてみよう!~眼は生活習慣を写し出す鏡~白内障や緑内障などの眼の病気について考えてみよう」と題して講演した。糖尿病、高血圧、脂質異常などの生活習慣による体の状態は必ず眼の病気に跳ね返ってくるといい、見る力を守るためにも、早めの相談を心がけてほしいという。
80人を超す参加者があり、会場の7階講堂は満席になった。田中医師は、実際に診察などで撮影した眼の中の画像を紹介しながら、病気の進行具合や治療法について説明した。

糖尿病などの生活習慣病は、多くが血管に害を及ぼし、眼の中でも血管がもろくなって至る所で出血が進む。ひどくなると網膜がはがれて失明してしまうことにもつながるが、視野や見え方の異常を両眼が補完しようとするため、異常に気付くのは遅くなりがちだという。
田中医師は医療センターで手術をしている白内障や緑内障についても解説した。多くの人が関心を持っている眼の病気だが、白内障は加齢による視力低下がおもな症状で、自動車の免許更新などで困らないうちは大丈夫だと思い込みがちだ。しかし、早期に思えても急な失明も起こりうる特殊な症例もあるといい、医師に相談することが大切だ。
一方、神経が死んでいくことで起こる病気の緑内障は、やはり視野が欠けていくが、こちらも初期は自覚症状が出にくいという。点眼、手術などで眼圧を下げる治療をするほか、医療センターでは緑内障に効果のあるレーザー治療の機器も導入されているという。









