「頑張れる」のきっかけに、徳山直子さんが自著を四日市市に寄贈、がん手術後の30余年描く

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【本を手にする森智広市長と感謝状を受けた徳山直子さん=四日市市諏訪町】

 自らのがん闘病などを綴った本を書いた三重県四日市市の徳山直子さん(70)が6月4日、自著30冊を市に寄贈した。市立図書館、あさけプラザ、地区の子育て支援センターなど幾つかの施設に置かれる予定で、徳山さんは「今は大変でも、私の体験を読んで『まだ頑張れる』と思ってもらえればうれしい」と話している。

 この日、徳山さんは森智広市長に本を手渡し、森市長から感謝状を受けた。徳山さんによると、2017年にピンクリボンのイベントで対談して以来の対面だという。20年来のつきあいという株式会社トーカイの代表取締役社長森由起子さん、「せっかくなら多くの人に読んでもらわないと」と著書の寄贈を勧めた後藤純子市議が同行した。

森智広市長(左)と懇談する徳山直子さん(右側の中央)

 徳山さんは37歳で乳がんの手術をしたが、それからの30年余を「波乱の三十年 がんを生き抜く私の物語」としてまとめた。病気のことだけでなく、家族の一大事など人生の紆余曲折を、女性として、妻として、母として「負けへんで」と乗り越えたことを記している。

 森市長との懇談では、「今年には続編を書かないといけない」と話し、関係者からはエピソードを書く許可ももらっていると語った。徳山さんの著書はプリント・オン・デマンドという方法で出版されており、アマゾンなどネット通販でも購入できるという。

 徳山さんは手術後、三重県乳腺患者友の会「すずらんの会」を創設し、今も代表者を務めている。四日市でのピンクリボン運動の先頭に立った女性でもあり、数々のイベントや行政関係の委員会などで患者を体験した立場から意見を伝えている。

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