不登校の保護者が企画 経験者の大学生らが語る講演会 25日に菰野で

講演会「とにかく笑えればいい」のポスターを持つ人
【講演会のポスターを手にする加藤さん】

 不登校を経験した我が子を支えながら、同じ悩みを抱える親子の力になりたい――。三重県菰野町で多世代の交流の場づくりに取り組むグループ「KOKOMO」は、7月25日午後2時30分から、菰野町町民センターホールで講演会を開く。参加無料、予約不要。

 企画したのは、菰野町の中学校で校内支援室の支援員を務める加藤美希さん。講演会には、加藤さんの甥で不登校経験を持ち、通信制高校を経て教員を目指す大学生・今井大智さんが登壇。映画鑑賞やドラムなど、好きなことを力に変えてきた経験を語る。

思春期の心と体に詳しい助産師で、NPO法人MCサポートセンターみっくみえ代表の松岡典子さんも登壇する。

我が子の不登校を経験した加藤さん

 加藤さんの子どもは、小学校3年生から登校しづらい日が増え、4年生で不登校に。「先が見えず、どうしたらいいのか分からなかった。親として受け入れられず、自分を責めてばかりだった」と当時を振り返る。

 転機は、不登校を経験した当事者の話を聞いたことだった。「つらいのは自分だけではない」と感じられ、少しずつ心が軽くなったという。その経験が、支援員として子どもたちに寄り添う姿勢にもつながっている。

 支援室では、最初は人と関わろうとしない生徒も多い。しかし、好きなアイドルや推し活の話題をきっかけに会話が生まれ、つながりが広がることもある。「『好き』が、人をつなぐ。その瞬間を見るのが何よりうれしい」と加藤さんは話す。

毎月子どもたちが笑顔になれるイベントも企画

夏ミカンゼリーを手にしてⅤサインをする子ども3人
7月のきらっと広場でお菓子作りを楽しむ子どもたち

 加藤さんは、不登校の子どもが安心して過ごせる「きらっと広場」を毎月開催。お菓子作りや消防署見学などを企画し、子どもたちの笑顔を引き出してきた。

 7月上旬のガレット作りでは、参加した小学3年の平山幸乃さんが「ひっくり返すのが心配だったけど、とても楽しかった」と笑顔を見せた。

夏ミカンゼリーを手にする子ども
7月のきらっと広場で夏ミカンゼリーを手にする子ども

 

 「不登校になると先が見えず真っ暗な気持ちになる。でも、光はたくさんあると知ってほしい」と加藤さんは話す。

 講演会の情報や、8月2日のきらっと広場のピザ作りイベントの案内は、きらっと広場のInstagram(https://www.instagram.com/kiratto.hiroba/#)で発信している。

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