三重県343人感染 自宅療養の伊賀40代女性死亡 病床使用率過去最高

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 三重県は8月29日、男女計343人(四日市市発表分150人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者数は延べ1万1964人となり、病床使用率は過去最高になった。また、自宅で療養していた伊賀保健所管内(伊賀市・名張市)に住む40代女性と、重症で県内医療機関に入院していた40代男性が死亡したと発表した。この日の死亡事例の発表は四日市市発表分を含め3人となり、県内の死者数は127人、うち自宅療養中の死亡は3人になった。

 発表によると、年代別では10歳未満30人、10代34人、20代83人、30代55人、40代61人、50代44人、60代20人、70代12人、80代3人、90代1人で、40代以下が全体の4分の3以上を占めた。市町別では四日市市150人、鈴鹿市42人、津市35人、伊賀市29人、桑名市16人、松阪市15人、伊勢・いなべ市各9人、名張・鳥羽市各8人、亀山市6人、菰野町4人、尾鷲市・東員・川越・紀北町各2人、朝日・多気・度会・南伊勢町各1人。県内の病床使用率は66・4%で、病床追加前の24日の65・1%を上回り過去最高になった。重症者用は37%。

 死亡した伊賀保健所管内の女性は、軽症から中等症で2週間ほど前から自宅で療養。28日深夜に容体が急変し、家族が救急搬送を要請したが、救急隊員到着後、自宅で死亡が確認された。基礎疾患はなかったという。

※8月29日午後6時11分追記

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