古い写真と今の写真比べて 特別陳列「あの頃の富田」 四日市市立博物館で開催中

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 四日市市富田にゆかりのある木版画家・立原位貫の特別展「立原位貫~創造力から創造力」が9月23日から11月5日まで四日市市立博物館(安島)で開かれる。先行して、富田地区の古い写真と現在の様子が分かる写真などを展示した特別陳列「あの頃の富田」が9月12日から、同館3階ロビーと展覧処白里亭で始まった。【現在の富田地区と古い写真などが展示された四日市市立博物館3階ロビー=四日市市安島】

 会場では同館で所蔵されていた写真と、同館職員が今年の夏に撮影した写真などが、古い写真と現在の様子が比較できるように展示されている。古い写真は、昭和に撮影されたものと推測できても、年代までは分からないものもあり、会場の掲示で「分かる人がいれば教えてください」と呼び掛けている。

 現在は3代目という富田の一本松の昔からの様子や、十四川の桜並木、鳥出神社の鯨船行事、富田の海水場など、国道23号線ができる前の様子なども見ることができる。三岐鉄道や四日市ビデオクラブなどの協力を得て、集まった資料もある。

 富田地区は、立原位貫だけでなく、版画家の木下富雄、四日市を代表する文学者である丹羽文雄や田村泰次郎もゆかりがある。展示では、直筆原稿などで、3人の功績を紹介している。

 会場では職員が撮影、編集などをした映像も放映されている。同館の担当者は「古い写真と同じ場所から撮った最近の写真を比較して、富田の歴史も感じていただければ」と話していた。

「あの頃の富田」は11月12日まで開催している。開館時間は午前9時半から午後5時まで。休館日は月曜日。 問い合わせは四日市市立博物館TEL059-355-2700へ。