地域の憩いの文化コミュニティに 四日市市中村町の古民家「如意輪庵」

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 「地域密着型コミュニティ」として、今年2月にオープンした四日市市中村町の築約100年の木造2階建て古民家「如意輪庵」。意の如く願いをかなえてくれるという「如意」、煩悩を打ち砕く法輪を意味する「輪」、その2つを持った「如意輪観音」が名前の由来で、のどかな風景を望む立地を生かし、住民の憩いの場やイベント会場、若者のキャリアスタートアップの場として活用が広がっている。【如意輪庵の前に立つ丹羽さん=四日市市中村町で】

 四日市市出身で、現在は桑名市でサロンを経営している丹羽美揮子さん(65)が運営者。「若者の夢を応援したいんです」と話す。「社会を支えるためには若い力が必要だが、起業や独立には資金や環境等難しい。年代を超えた出会いがあれば、様々な能力を生かせるのではと思いました」。

 基本的なリフォームは済んでいるが近年利用されていなかった同古民家は、丹羽さんが友人に有効利用してほしいと託されたもので、昨年9月に興味を持って集まった丹羽さんの知人ら有志が集まり立ち上げ会を開いた。

 1階をケーキ店の設備と24畳の和室イベント会場、8畳の控室、2階を3つのレンタルルームに再改築し、近隣や地元自治会に認知してもらえるよう、リサイクル市等のプレイベントを開き、正式オープンに漕ぎつけた。元の古民家にはコンセントがなく、ケーキ店の営業には大型冷蔵庫が必要で、壁を1枚壊してキッチンを広げるなど、業務利用するとなると、大変な苦労があったそうだ。

 オープン以来、各種音楽やお笑いライブ、落語会、読み聞かせ、ストレッチ、マルシェなどチャリティを含む有料無料の多彩なイベントを開き、地域に親しまれている。「歩行困難だった年配の方が、イベントが楽しみで歩けるようになったり、応援してくれる方も多くありがたい」と丹羽さん。1階和室はイベントのない日はケーキ店のイートインスペースとして利用、2階では、日替わりで若い経営者によるリラクゼーションの営業や、バランスボール等の講座が開かれている。

 問い合わせは、丹羽さんTEL090・8677・5088へ。