鳥羽の離島、海や船を描く 四日市市の丸山さんが個展

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【鳥羽市神島の港でスケッチをした作品を紹介する丸山さん=四日市市笹川で】

 四日市市在住の元高校美術教諭、丸山靖弘さん(67)の個展「第3回丸山靖弘水彩画展 三重の海道~鳥羽、離島の海と船~」が10月6日(金)から同15日(日)まで、菰野町大羽根園松ヶ枝町のパラミタミュージアム1階小ギャラリーで開かれる。 2022年から23年にかけて描いた水彩画作品24点を鑑賞できる。

 志摩市大王町の独特の風景に魅せられ、高校時代から毎年のようにスケッチに出かけていたという丸山さん。これまでに6回の個展を開き、21年の前回のテーマは「奥志摩と海と船」だった。今回は県内の海辺の町を描くシリーズとして3回目で、鳥羽と答志島、菅島、坂手島、神島といった離島がテーマだ。

 昨年、丸山さんは悪性リンパ腫のため半年間の抗がん剤治療をし、思うように制作の時間がとれなかったという。闘病から再起後、初の個展で、丸山さんは「海の風景から美しさ、自然に寄り添って生きる人々の生活などを感じて頂ければ」と話している。

 開館時間は午前9時半から午後5時半まで(入館同5時まで)。丸山さんの個展は最終日が午後3時まで。小ギャラリーは入場無料。

 問い合わせはパラミタミュージアムTEL059・391・1088へ。