四日市JAZZフェス初企画 若者限定の「ティーンズ会場」でフレッシュな演奏響く

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【オープニングを飾った市立港中学校吹奏楽部】

 四日市市の市街地全20会場で10月21日(土)22日(日)に開催される「四日市JAZZフェスティバル2023」。10回目を迎える今年、出演も運営も若者限定の「ティーンズ会場」が、市役所駐車場前(同諏訪町)に初めて設置され、フレッシュなパフォーマンスが繰り広げられている。

 2012年に始まった同フェス。コロナ禍で開催を見送った年もあるが、足掛け11年続いてきた。今後も永く継続できるように次世代につないでいこうと設けられた同会場。出演者は10から20代前半のメンバーが所属しているバンドやソロで、他会場と同じく音楽のジャンルは問わず、吹奏楽・ポップス・フュージョン・ロックと多彩なラインナップが揃った。スタッフも同年代の学生が中心だ。

 初日は、20人で構成する市立港中学校吹奏楽部の演奏でスタート。11月に3年生5人の引退を控え、現メンバーでの最後の大きなステージとあって、意気込み充分。「銀河鉄道999」をはじめ、「ようかい体操第一」、「君の瞳に恋してる」など年代を問わず親しめる7曲を披露した。顧問の伊藤順子教諭は、「特に最後に演奏した『名探偵コナンメインテーマ』は、上出来の手応えがあった。出演できてよかった」と部員たちの頑張りをたたえた。

 続いて海星中学・高校吹奏楽部、四日市商業高校吹奏楽部、高校2年のウクレレ奏者SHOHEI君、ポップスソロの大学生・今岡壱心さんが出演し、会場を沸かせた。同会場を取り仕切ったスタッフ代表の山内球道さん(四日市大学4年)は、「人通りも多く開けていて素晴らしい会場。設営も順調にできたし、聴衆も多い時で140人を超えていた。明日も盛り上げていきたい」と話している。

 最終日となる22日(日)は以下のアーティストが出演する。

◆四日市農芸高校吹奏楽部(午後12時から)

◆13歳のドラマーに注目のファミリー&フレンドバンド「ときにわ」(同1時から)

◆中学2年のソロギタリストJURIさん(同2時から)

◆白子高校軽音楽部のロックバンド「N/A!?」(同3時から)

◆12歳から72歳までが所属するロックバンド「M-Rock」(同4時から)

 イベントのオンラインマップはこちら(https://yokkaichijazz.wixsite.com/4jazz2023)へ。

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