三味線ロックユニット「KUNIーKEN」デビューから20周年 記念日にCDリリース 四日市拠点に活動

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【CD「三味線ハイブリッド」を手にするKUNIAKIさん(左)とKENJIさん=四日市市新正】

四日市市を拠点に活動する兄・KUNIAKIさん(46)と弟・KENJIさん(43)による三味線ロックユニット「KUNIーKEN」がデビューから20周年を迎えた。 昨年はフランスで開催された「Japan Expo Paris2022」に出演、今年2月にはアゼルバイジャンの日本大使館主催「日本の風」で単独公演をするなど、海外でも「KUNIーKENサウンド」を響かせる。デビュー記念日の10月25日には10作目のCD「三味線ハイブリッド」をリリース、来年1月28日には「KUNI-KEN 20th Anniversary LIVE 2024 三味線ハイブリッド」を四日市市文化会館で開く。

 「三味線ハイブリッド」は「今の演奏を聴いてほしい」という「KUNI-KEN」サウンドが10曲収録。「ハイブリッド」は、三味線とロックを融合させた音楽を届けることや、兄弟ならではのかけあいへの思いを込めたそうだ。次世代にも聴いてほしいと、今までにない雰囲気の1曲が収録されている。曲名は「ドリームアドベンチャー」、演奏だけでなく、歌詞をつけ、思いを込めた。「どろんこの服 どろんこの靴 汗まみれの毎日に 宝物を探して ワクワク止まらない」から始まる歌詞は、「あれ、クニケンどうしたん?」という反応もありつつ、わくわくする曲調が好評だ。

 2003年、アルバム「BROTHER」でデビューした「KUNI-KEN」は2004年に三重県文化新人賞を受賞した。20年前のアルバムを「久しぶりに聴いてみた」という二人に感想を聞くと「まるで違う人が演奏していると感じた」と笑顔で話す。今でもCDを発表し、ライブを続けることに「観客の方に楽しんでもらい、CDを直接、買っていただける。ライブができるアーティストでいたいですね」とKUNIAKIさん。これまでに世に送り出したオリジナル曲は70曲ほどになる。

 また、四日市市観光大使でもある2人。今年2月のアゼルバイジャンの公演では、演奏はもちろん観光大使としての役割もしっかり果たした。四日市の映像が会場で流れ、現地の人が四日市の資料を手に取る様子を見たという。

 
来年1月の20周年ライブ チケット発売中

  「KUNI-KEN 20th Anniversary LIVE 2024 三味線ハイブリッド」は1月28日午後4時から市文化会館第2ホールであり、全席指定。プレミアム席は1万円、一般は5500円で、高校生以下は1100円。高校生以下は、一般の付き添いがある場合は、500円となる。チケットは四日市市文化会館の窓口のほか、チケットぴあ、KUNI-KENオンラインショップ(https://mkstrings.theshop.jp/)でも販売されている。