豊かな表現や発想の作品 三泗小・中学校美術展 今日から1月25日まで開催

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【個性あふれる作品が展示された会場=四日市市安島】

 四日市市と三重郡の小中学校教員が運営する三泗教育発表振興会は「第60回 三泗小・中学校美術展」を1月19日から25日まで、四日市市文化会館(安島)の第1展示室と第3展示室で開いている。

 同展は、日常の授業や部活動を通して制作した児童、生徒の作品を保護者や地域に公開し、鑑賞の機会を広く共有し、創作活動の振興を図ることを目的に開催。昨年度までは、新型コロナウイルス感染拡大防止などのため、時間ごとの人数制限や曜日によっては鑑賞時間に制限があったが今回はなし。四日市、三重郡の小学校47校と、中学校29校の生徒、児童の立体、平面の作品約1500点と中学校美術部の作品約500点が会場に展示されている。

 作品の傾向として、主催の三泗教育発表振興会によると、小学校の低学年の部では表現力と創造力が豊かに発揮され個性や楽しさ、驚きに満ちあふれたものが多く、中学年では落ち着いた雰囲気や用具の使い方を工夫したものが多かったという。高学年では、学びや経験を生かし、将来への展望を広げたりするものが数多く見られ、豊かな創作意欲があふれ、多様性と深みある表現に触れる作品がそろっている。

 中学校では、平面や立体のデザイン、静物デッサン、自画像、シルクスクリーンなど様々なジャンルの作品を展示。自己を表現し、中学生らしい表現と発想豊かな世界を楽しめる作品がそろっている。また、会場には教職員の作品コーナーもある。

 観覧時間は午前9時から午後4時半までで、最終日は午後3時。1月22日は休館日。

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